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LASIK・LASEK(PRK)後に予測される合併症

エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術には、非常に安全性の高い手術と言われています。しかし、それでも合併症は存在します。
合併症には頻度が比較的高いものから、ごくまれなものまで様々なものがあります。
これらのほとんどは、自然経過の中で改善していくか、治療によって治すことができます。

1)手術を受けた多くの方に生じる合併症

異物感・しみる感じ・痛み
LASIKでは、手術当日に異物感やしみる感じがありますが、ほとんどの方は翌日までに消失します。
LASEK(PRK)では、手術当日と翌日ぐらいまである程度の痛みがあります。

球結膜下出血(白目の出血)
LASIKではフラップを作成するときに眼球を圧迫します。
このとき、球結膜(白目の部分)の血管が傷ついて出血し、赤くなってしまうことがあります。
出血は1〜2週間で自然に消失します。

視機能の低下(見え方の質の低下)
夜間の見にくさ・にじみ(ハロー・グレア)光が少々にじんで見えたり、まぶしかったり、また明るい場所に比べて暗い場所(または夜間)で視力の低下を感じることがあります。
これらの視機能の低下は、手術後半年の時点で約90%の方では改善または消失します。

ドライアイ
手術の際に角膜の知覚神経が損傷されているため手術後2〜3カ月は、眼が乾燥しやすい状態になります。
これは一過性のドライアイで、神経が再生するにしたがって手術前の状態に戻ります。


2)一部の方に生じる合併症

矯正誤差
エキシマレーザーを用いた屈折矯正法の精度は非常に高いとされていますが、全員に100%の精度の手術を行うことは現実的に不可能です。
矯正精度は様々な条件に異なります。
詳しくは医師よりお話しいたします。

屈折の戻り
手術後しばらくして正視の状態であっても、手術後屈折の状態が変化し、屈折が戻ることがあります。
「屈折の戻り」は手術前の近視・遠視・乱視の程度が強いほど、出現する可能性が高くなります。
「屈折の戻り」が大きい場合には再手術を行うこともあります。
通常の再手術率は約5%です。
また、手術とは関係なく眼軸が変化したり、白内障が進行したりすることによって屈折が変化することもあります。

再手術について
通常のLASIK・LASEK(PRK)の再手術は初回の手術から3年間は無料です。
ただし、残存する角膜の厚さが足りないなどの眼の状態によってはLASIKやLASEK(PRK)による再手術を行えない場合があります。
その場合はLASIK・LASEK(PRK)以外の術式によって再手術を行うこともあります。
その際の手術料金は有料になります。

3)まれに発生する合併症 @LASIK・LASEK(PRK)のどちらでも起こり得るもの

矯正視力の低下
手術前に比べて、矯正視力が1〜2段階低下することがあります。

感染
傷口から細菌が侵入すると感染症を起こすことがあります。
屈折矯正手術と網膜疾患に直接因果関係はありませんが、もともと近視の方は網膜疾患が起こりやすいことがわかっています。
手術後も定期的な検査は受けるようにしてください。

角膜拡張症(ケラトエクタジア)
角膜はある一定の厚みより薄くなると強度が低下し、眼の内圧(眼圧)に負けて変形しやすくなるといわれています。
これを角膜拡張(後部円錐角膜:ケラトエクタジア)といいます。
また、円錐角膜という病気の方がLASIKやLASEK(PRK)が開発された初期の頃にはまれにみられましたが、今日では診断・治療技術が進歩し、ほとんど発生することがありません。

眼圧上昇
手術後に使用する炎症を抑える点眼薬の影響で、眼圧が上昇する方がいます。

3)まれに発生する合併症 ALASIKで起こり得るもの

不完全フラップ
フラップが予定より薄くできたり、小さくできたりした場合には、エキシマレーザーの照射に影響を与える可能性があるので、手術を中止することがあります。
その場合に、通常は3カ月以上あけてから再手術を行います。

上皮欠損
手術中に角膜上皮が一皮むけてしまうことがあります。
高齢の方や、角膜に傷をつけた経験のある方に起こりやすい傾向があります。
治療用コンタクトレンズの装用や点眼治療などで治りますが、視力の回復にやや時間がかかることがあります。

層間角膜炎(DLK:diffuse lamellar keratitis)
手術後1日から1週間までに発症するフラップ下の原因不明の炎症です。
ほとんどの場合、点眼薬や内服薬の投与で治りますが、非常にまれに悪化することがあり、この場合にはフラップ下の洗浄が必要になります。

フラップの位置ずれやしわ
手術後早期に眼をぶつけたり、強くこすったりするとフラップがずれたり、しわができたりする可能性があります。
数日以内に整復すればほとんどきれいに治りますが、長い時間放置しておくと元に戻らず、視力の低下の原因となります。

上皮迷入(epithelial ingrowth)
本来は角膜の表面を覆っている上皮細胞が、フラップの下に入り込んでしまう合併症です。
ほとんどの場合は自然に治りますが、まれに進行し手術的処置が必要になることがあります。

3)まれに発生する合併症 BLASEK(PRK)で起こり得るもの

上皮の修復の遅れ
ほとんどの場合、角膜上皮は4〜5日以内に再生しますが、まれに再生が遅れてくることがあります。

角膜混濁(ヘイズ)
LASEK(PRK)を行った角膜に、淡い混濁(濁り)が生じることがあります。
特にアレルギー体質の方で発生しやすいといわれています。



〒731 山口県周南市新町1-25-1 TEL 0834-33-1313 広田眼科クリニック 院長 広田 篤

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